医用工学、光学産業、エレクトロニクスなどの繊細な産業では、すべてのプロセスでクリーンルーム対応の機器や部品が必要です。これには駆動装置も含まれます。TOX® PRESSOTECHNIKは、ElectricDrive Coreシリーズのサーボプレスで解決策を提供できるようになりました： ISO 14644-1に準拠した空気清浄度クラス5に対応しています。
クリーンルームで作業する人は、最終製品にいかなる汚染も許容してはならない。システムオペレーターは、顧客の高い品質要求に応えなければならないし、エンドユーザーの厳しいクリーンルーム条件に従わなければならない。このような要求を満たすために、システムに使用される機器や部品についても、クリーンルーム適合性が証明されていることが要求されます。これは、医用工学、製薬、光学産業、電子工学、半導体技術などにおける典型的なアプリケーションでは必須です。また、再生可能エネルギーや航空宇宙などの産業でも、クリーンルーム適合性に関してこの認証が必要です。TOX® PRESSOTECHNIKはこの課題に対応し、サーボドライブElectricDrive Core のご使用を推奨しております。
検査・認証済み
クリーンルームの認証を取得するため、TOX®の技術者はサーボプレスに最小限の変更を加えました。次のステップとして、シュトゥットガルトにあるフラウンホーファー製造工学・オートメーション研究所（IPA）に検査を依頼したところ、 ElectricDrive Coreドライブは、ISO 14644-1に準拠した空気清浄度クラス5に適合していると認められました。TOX® PRESSOTECHNIKのプロダクトマネージャー、Marco Nimzは「このクリーンルーム認証により、最高のクリーンルーム条件を必要とするアプリケーションへの新しい扉が開かれました」と述べています。これはユーザーにとってどのような意味を持つのでしょうか？ElectricDrive Core製品群のサーボドライブは、クリーンルーム内の生産環境でも使用することができます。
正確に調整可能な出力
電気機械式サーボプレスTOX®-ElectricDrive Coreは、ユーザーにとって非常に多機能です。プレス、接合、テスト、圧縮、組み立て、貼り付けなど、さまざまなことが可能です。このシステムは、コントローラー、ソフトウェア、ドライブの組み合わせで構成されています。プロセスモニターとセンサーが統合されているため、ユーザーは常にプレス工程と製品の品質を完全にコントロールすることができます。数年後、部品がプレスされたときの力を再現することも可能です。また、ElectricDriveシステムでは、出力を一定に保ち、正確に調整することができます。もう一つの利点は、顧客は試運転の前に自分でドライブをプログラムする必要がなく、パラメータ設定だけで済むことです。TOXは、プラグアンドプレイ対応システムのプログラムを工場であらかじめ設定しておくことができます。
私たちにとって、TOX®-ElectricDrive Coreシリーズのサーボプレスがクリーンルームの条件下で本当に使用できることをユーザーに示すことがまず重要でした」とMarco Nimzは述べています。最初のステップとして、IPAはTOX®の特定のドライブをテストして認証しました。標準的なドライブと比較して機械的な調整はわずかであるため、TOX®はさらなるモデルをクリーンルーム用に認証することを計画しています。
フラウンホーファー研究所のデータベースでは、レポート番号 TO 2211-1362 のTOX® ElectricPowerDriveを含むすべてのテスト済み製品を検索することが可能です。
https://www.db.cleanmanufacturing.fraunhofer.de/en/web/guest/qdb
